この記事は、2024年8月26日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
舶用エンジンで不正が相次いでいます。2024年4月にIHIの子会社であるIHI原動機で試運転記録の改ざんが発覚した後、7月には日立造船の子会社である日立造船マリンエンジンとアイメックスで同様の行為が行われていたことが明らかになりました。さらに、8月21日には川崎重工業で商船向け舶用2ストロークエンジンで試験データの書き換えが行われていたことが発覚しました。
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