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EVに求められるギガキャスト、UBEが型締力9000トンの新製品を投入電動化

UBEマシナリーは「ギガキャスト」に対応したダイカストマシンを開発した。

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 UBEグループの機械事業を担うUBEマシナリーは2024年8月20日、「ギガキャスト」に対応したダイカストマシンを開発し、発売したと発表した。「UH9000」として標準ラインアップに加わる。

 ギガキャストは大型のダイカストマシンを用いて、これまで複数の部品で構成されていた自動車の車体構造部品を1つの部品として成形する技術だ。これにより、車体構造部品をアルミニウム合金で一体成形できる。

 新製品の型締力は9000トンで、「国内で開発、上市されたダイカストマシンとしては最大の型締力」(UBEマシナリー)だとしている。ダイカストはエンジン部品などに使われてきたが、車体構造部品のように大きな部品を成形するにはより大きな型締力が必要になる。

 ギガキャストは部品点数を減らすことで製造工程を大幅に削減することが狙いだ。EV(電気自動車)のコスト競争力を高めるため、日系自動車メーカーがギガキャストの導入に向けて検討を進めている。車体構造部品をどこまで一体成形するか、どの程度大きな部品をギガキャストで製造するかは自動車メーカーごとに考え方の違いが現れるところだ。


UH9000ダイカストマシンの外観[クリックで拡大] 出所:UBEマシナリー

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