ファミマが600ml無糖茶ペットボトル7商品でボトルtoボトル容器に切り替えを完了:リサイクルニュース
ファミリーマートは、プライベートブランド「ファミマル」の600ml無糖茶ペットボトル定番全7商品でボトルtoボトル容器に切り替えを完了する。
ファミリーマートは2024年7月24日、ファミマのエコパケ第26弾として、プライベートブランド「ファミマル」の無糖茶ペットボトル飲料「ファミマル 茶流彩彩 玄米茶 600ml」で使用する容器に使用済みペットボトルをリサイクルした「ボトルtoボトル(水平リサイクル)」100%のリサイクルペットボトルを使用すると発表した。
このファミマル 茶流彩彩 玄米茶 600mlは、2024年7月30日から全国のファミリーマート約1万6300店でリニューアル発売される。
これによりファミマルの600ml無糖茶ペットボトル定番全7商品でボトルtoボトル容器への切り替えが完了する。
プラスチックの使用量を年間で約4750トン削減
ファミマルのペットボトル飲料では、使用済みペットボトルをリサイクルして製造した再生PET樹脂を100%使用したリサイクルペットボトルの採用を進めている。
今回の玄米茶の他、2024年7月上旬には「ひろがる芳醇 ジャスミン茶 600ml」でも容器を再生PET樹脂100%のリサイクルペットボトルに変更している。これによりファミマルの600ml無糖茶ペットボトルは定番品全7品(緑茶、麦茶、台湾ウーロン茶、ルイボスティー、アールグレイティー、ジャスミン茶、玄米茶)で、ボトルtoボトルのリサイクルペットボトルへの切り替えが完了した。
無糖茶の他にも、「ファミマル 国産果実のフルーツミックス 500ml」や「ファミマル 新潟県津南の天然水 600ml」、同製品の370ml、「ファミマル 宮崎県霧島の天然水 600ml」「ファミリーズボス ブラック 450ml」「ファミリーズボス ラテ 450ml」でも、リサイクルペットボトル容器を採用しており、対象商品は全13品になる。
これらの取り組みなどにより全13品の累計で、石油から新たに作られるプラスチックの使用量は年間で約4750トン削減される見込みだ。
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