IoTデバイス運用管理クラウドサービスに0円プランを追加、月額100円プランも:製造業IoT
アットマークテクノは、IoTデバイス運用管理クラウドサービス「Armadillo Twin」に、0円と100円の低価格プラン2種類を追加した。利用したい機能に応じてプランを切り替えられるため、トータルコストを抑えられる。
アットマークテクノは2024年7月10日、IoT(モノのインターネット)デバイス運用管理クラウドサービス「Armadillo Twin」に、1デバイス当たりの月額料金が0円と100円の低価格プラン2種類を追加したと発表した。OTA(Over the Air)などのソフトウェアアップデート機能も強化し、同年8月末までに順次リリースする。
Armadillo Twinは、コンテナ型Linux OS「Armadillo Base OS」を搭載した製品シリーズを対象とする、OTAや遠隔での操作、稼働監視を実行できるクラウドサービスだ。
今回追加したプランは、「スタンバイプラン(月額料金0円)」と「ライトプラン(同100円)」の2種類。スタンバイプランは個体管理とユーザー管理のみ、ライトプランは遠隔稼働監視と遠隔操作が加わる。OTA機能を利用したいときだけ「ベーシックプラン(同300円)」に切り替えれば良いため、トータルコストを抑えられる(価格はいずれも税別)。
また、OTAの実行時間を指定できる機能と、複数の異なるファイルを管理できる機能を実装する。複数のファイルをまとめてクラウドにアップロードし、グループ分けした各デバイスを、それぞれ指定した日時にアップデートできるようになる。
同サービスは、ひも付けするデバイスの登録が必要となるが、同社は同年7月末ごろから、登録デバイスの数が多い顧客に向けて、ひも付け済みのデバイスを出荷する「デバイス登録代行オプション」を提供する。手数料は1台当たり100円(税別)となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- IoT機器プラットフォームにNode-REDコンテナを追加
アットマークテクノは、IoT機器プラットフォーム「Armadillo」に「Node-REDコンテナ」の提供を開始した。他にも、目的に応じたサンプルコンテナをWebツールで簡単にインストールできる。 - IoT機器プラットフォームにデバイス運用管理クラウドサービスを追加
アットマークテクノは、IoT機器プラットフォーム「Armadillo」向けに、デバイス運用管理クラウドサービス「Armadillo Twin」を開発した。2024年2月にサービス開始予定だ。 - GUI付き産業機器の開発を容易にする、エッジAI処理向けNPU搭載CPUボード
アットマークテクノは、エッジAI処理向けのNPUを搭載したCPUボード「Armadillo-X2」を開発した。クロスプラットフォームのソフトウェア開発環境「Flutter」に対応し、GUI付き産業機器の開発を支援する。 - 「Armadillo-IoT」の省電力モデルが進化、I/O機能強化しコンテナ活用も
アットマークテクノは、IoTゲートウェイ「Armadillo-IoTシリーズ」の最新製品となる「Armadillo-IoT A6E」を発表した。省電力を特徴とする「Armadillo-IoT A6」をベースに外部接続インタフェースを強化するとともに、IoT機器向けのLinux OS「Armadillo Base OS」を搭載して、コンテナ上でのアプリケーション動作や差分アップデートなどに対応した。 - 「Armadillo-IoT」がエッジAIに対応、専用Linux「Armadillo Base OS」も開発
アットマークテクノがエッジAI処理に対応したIoTゲートウェイの新製品「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」とIoT機器向けに新たに開発したOS「Armadillo Base OS」を発表。Armadillo-IoTゲートウェイ G4の開発セットの価格(税込み)は4万9500円で、2021年11月末に発売する予定だ。 - 「Armadillo-IoT」に省電力モデル、スリープ時消費電力100mWで起動は1秒
アットマークテクノは、IoTゲートウェイ「Armadillo-IoTシリーズ」の最新製品となる「Armadillo-IoT A6」を発表した。構造物モニタリングや河川の水位測定などの用途に向けて省電力性能を高めたことが最大の特徴。消費電力はスリープ時100mWで、スリープからの起動時間も1秒と短い。