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配電制御システムメーカーがSAPのクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用:製造IT導入事例
船舶用配電制御システム製品などの製造/販売を手掛ける寺崎電気産業は、基幹システムのリニューアルにあたって、SAPのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用した。
SAPジャパンは2024年7月8日、同社のクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」を、船舶用配電制御システム製品などの製造/販売を手掛ける寺崎電気産業が採用したと発表した。同月からシステム構築のプロジェクトを開始している。
寺崎電気産業は、労働者不足や環境問題への対応など市場環境が変化する中で、持続的なビジネス成長のための経営基盤整備を目指し、基幹システムのリニューアルを検討してきた。その中で、AI(人工知能)やML(機械学習)、RPA(Robotic Process Automation)などの最新技術を活用して、将来的にDX(デジタルトランスフォーメーション)が可能なクラウド版への移行が必要との判断から「SAP S/4HANA Cloud Private Edition」への移行を決定した。
今回の移行により、寺崎電気産業は業務の可視化とボトルネック作業を改善する。さらに、RPAによる業務の自動化や安全在庫と生産計画の最適化、分析業務の自動化などによる生産性向上を目指す。
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