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水道機材メーカーがクラウドERP「RISE with SAP」を採用、データ活用基盤を構築:製造IT導入事例
SAPジャパンのクラウドサービス「RISE with SAP」をフソウが導入した。今回のシステム移行により、フソウはデータ活用基盤を構築して戦略的経営を進めつつ、営業競争力を強化し、企業価値を向上する。
SAPジャパンは2023年8月21日、フソウがSAPのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核としたクラウドサービス「RISE with SAP」の稼働を開始したと発表した。
フソウは、上下水道の資材や機材の製造、販売、施工に従事する企業で、2015年に「SAP ERP 6.0」を導入した。しかし、事業環境の変化に対応できる強固な経営基盤の構築に向け、RISE with SAPへの移行を決定した。
今回のシステム移行により、フソウはデータ活用基盤を構築して戦略的経営を進めつつ、営業競争力を強化し、企業価値の向上を図る。また、業務の標準化や自動化、ペーパーレス化などを通じて管理系業務の生産性を高め、働き方改革にも取り組む。
移行に要した期間は12カ月で、同年8月に稼働開始した。なお、システムの導入、構築はクレスコ・イー・ソリューションが担当した。
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