ニュース
パナソニックが「SAP S/4HANA Cloud」をコアとしたクラウドオファリング導入:製造IT導入事例
SAPのERP「SAP S/4HANA Cloud」をコアとしたクラウドオファリング「RISE with SAP」をパナソニックが導入した。これによりパナソニックは、バリューチェーン全体のDXを加速させる。
SAPジャパンは2022年3月23日、SAPのERP「SAP S/4HANA Cloud」をコアとしたクラウドオファリング「RISE with SAP」をパナソニックが導入したと発表した。これによりパナソニックは、バリューチェーン全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる。
パナソニックは中核戦略の1つとして、DXプロジェクト「PX(Panasonic Transformation)」を展開し、各事業会社のDX支援とグループ全体のIT経営基盤の底上げを目指している。その一環として、SAPと戦略的なエンゲージメントを開始。SAPが提唱する「Intelligent Sustainable Enterprise」に賛同し、バリューチェーン全体のDXとクラウド化を加速するため、RISE with SAPを採用した。
RISE with SAPを中心にPXを推進することで、デジタル技術やITを活用し、事業成功に直結するビジネスモデルや業務プロセスの在り方、社員の働き方を変革して経営スピードと質を高めていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- SAP、ERPシステムの旧モデル保守期間を延長
SAPジャパンは、SAP S/4HANAの保守サービスのコミットメント期間と、Business Suite 7ソフトウェアのコアアプリケーションメインストリームのメンテナンス期間延長および延長保守サービスを提供することを発表した。 - SAP、IIoTに対する包括的ソリューションを発表
SAPジャパンは、IoTに対する包括的なソリューション「SAP Leonardo Internet of Things(SAP Leonardo IoT)」を発表した。併せて、「Microsoft Azure IoT Hub(Azure IoT Hub)」との相互運用を可能にする連携について発表した。 - ブルボンがSAP S/4HANAと分析ソフトを導入、意思決定の情報収集迅速に
SAPジャパンは、同社の次世代ERP「SAP S/4HANA」と分析ソフト「SAP Analytics Cloud」をブルボンが採用したと発表した。システム刷新により、意思決定に必要な情報提供の迅速化などを目指す。 - TeamViewerがSAPパートナープログラムに参画、ARソリューションを統合
TeamViewerは、SAPと戦略的パートナーシップを締結した。パートナープログラムに参画することで、SAPソリューションに同社のARワークフローソリューション「TeamViewer Frontline」を統合する。 - 凸版印刷がSAPのERPシステムなど導入、グローバルなデータ駆動経営目指す
SAPジャパンは2021年6月2日、凸版印刷がDX事業を推進するためのIT基盤としてERPシステム「SAP S/4HANA」など3製品を導入した。安定性と拡張性を持つERPシステムを通じて国内外拠点のデータ連携を促進し、凸版印刷のデータドリブン経営を実現する。 - SAPのCEOが語る2つの強みは「アプリ統合の容易さ」と「価値実現までのスピード」
SAPジャパンは2020年6月16日、「SAPPHIRE NOW 2020」をオンラインで開催した。SAP CEOのクリスチャン クライン氏によると同社の製品、ソリューションには「アプリケーションの統合の容易さ」と「導入から価値実現までのスパンが短い」という特徴があるという。