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ツムラ、経営IT基盤の強化へ「RISE with SAP」導入製造IT導入事例

漢方薬大手のツムラは、経営IT基盤の強化策として、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核としたクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用し、稼働を開始した。

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 SAPジャパンは2024年6月24日、漢方薬大手のツムラが、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核としたクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用し、稼働を開始したと発表した。SAP S/4HANA Cloudや周辺ソリューションの導入はJSOLが手掛けた。

 ツムラは国内を中心に医療用漢方製剤の製造/販売事業を展開し、2023年4月には創業130周年を迎えた。漢方バリューチェーンのデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を目指し、業務の標準化や改革による経営効率の向上に取り組んでいる。今回、経営IT基盤の強化策としてSAP S/4HANA Cloudを導入し、グループ全体の業務の標準化と自動化を進めることで、業務効率化を図る。

 漢方製剤の生産には他の製造業にない独自のプロセスが数多く存在する。しかし、現場の負担を削減し、導入効果を高めるため、業務をシステムに合わせる「Fit to Standard」の手法を採用した。また、経営の意思決定を助けるデータ活用を目的に、SAP Business Technology Platformや、SAP Analytics Cloudなどを使ったデータ分析基盤を構築している。各システムとのシームレスな連携により、高度な予測分析を行うデータドリブン経営や、グローバル経営管理の実現を目指す。

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