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生成AIのビジネス利用拡大へ、SAPがGoogle Cloud、Metaなどと連携強化製造マネジメントニュース

SAPは、ビジネス用の生成AI活用拡大に向けて、Google Cloud、Meta、Mistral AI、NVIDIAとパートナーシップを強化する。

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 SAPは2024年6月4日(現地時間)、米国オーランドで開催された「SAP Sapphire」カンファレンスで、ビジネス向けの生成AI(人工知能)の運用拡大に向け、最先端のテクノロジーリーダー企業とのパートナーシップを強化すると発表した。従来のAmazon Web Services(AWS)やMicrosoftとの協業拡大に加え、Google Cloud、Meta、Mistral AI、NVIDIAとパートナーシップを強化する。

 カンファレンスでは、エンタープライズソリューションへのAI導入と、ビジネスAIのイノベーションを加速するパートナーとの連携を発表した。

 エンタープライズソリューションでは、人事ソリューションの「SAP SuccessFactors」が、AIの生成するレポートが給与決定に必要なインサイトを提供する。また、営業支援システムの「SAP Sales Cloud」では、販売促進が見込める営業担当者と製品の組み合わせを予測する機能を提供する。

 パートナーとの連携では、「SAP Business Technology Platform」の生成AIハブに、AWSやMeta、Mistral AIの大規模言語モデル(LLM)を追加した。また、SAPの生成AIコパイロット「Joule(ジュール)」は、Microsoft Copilotと統合。複数システムのデータを整理、文脈化して業務を自動化し、適切な意思決定を促進するというJouleの機能を拡張し、より深いインサイトが得られるようにする。

 Google Cloudとのパートナーシップでは、Jouleと「SAP Integrated Business Planning for Supply Chain」を、Google CloudのAIアシスタント「Gemini」と「Google Cloud Cortex Framework」のデータ基盤と統合する。

 NVIDIAとは、エンタープライズ向けのビジネスアプリケーションに最先端技術を組み込むため、クロスプロダクトパートナーシップを推進。JouleをABAP Cloudモデルに組み込み、SAP開発者向けにABAPコードを生成したり、「SAP Intelligent Product Recommendation」に生成AIを導入し、「NVIDIA Omniverse Cloud API」を活用して複雑な製造製品や構成をデジタルツインとしてシミュレーションできるようにする。

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