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日本IBMがSAPに質問応答システムのAI機能を提供、利用者の意思決定などを支援製造ITニュース

日本IBMは、質問応答システム「IBM Watson」をSAPの「SAP Start」ソリューションに組み込むと発表した。SAP Startのデジタルアシスタント機能が強化され、SAPユーザーの生産性向上に寄与する。

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 日本IBMは2023年5月8日、質問応答システム「IBM Watson」をSAPの「SAP Start」ソリューションに組み込むと発表した。

 この機能強化は、IBM Watson AI(人工知能)ソリューションの自然言語機能と予測的洞察によってSAPユーザーの生産性を向上することを目的としている。

 IBM Watsonを組み込むことで、SAP Startのデジタルアシスタント機能が強化される。これにより、SAPおよびSAP S/4HANA Cloudのクラウドソリューションで提供されているアプリケーションの検索や起動など、インタラクティブな操作が可能になる。

 今回強化されたデジタルアシスタント機能は、SAPソリューション全体で利用可能で、一般的な業務を自動化、高速化し、従業員の生産性を向上する。その他、さまざまな立場の従業員からの質問やユーザーからの問い合わせに、部門に関係なく回答するなど、利用者の意思決定をサポートする。

 IBMは、IBM Watson AI機能の提供にとどまらず、SAPソリューションに継続的な学習と自動化を提供するため、SAPと生成AIや大規模言語モデルに関して協力していくとしている。

 なお、日本IBMでは、SAP専任チームとデータ&テクノロジー変革チームが連携して、日本の顧客が抱える課題を解決するようなSAPソリューションを提案し、導入を支援する。

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