検索
ニュース

トヨタが国交省に型式不正の調査結果を報告、国交省は継続調査を指示品質不正問題

国土交通省は型式指定申請時の不正行為について、トヨタ自動車から調査結果報告を受けた。2024年5月末時点で判明した現行生産車3車種と過去生産車4車種以外の不正行為は確認されなかった。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 国土交通省は2024年7月5日、型式指定申請時の不正行為について、トヨタ自動車から調査結果報告を受けたと発表した。同年5月末時点で判明した現行生産車3車種と過去生産車4車種以外の不正行為は確認されなかった。

 報告を受けて、国土交通省は不正行為の原因や背景を継続調査し、速やかに報告するよう指示した。また、トヨタ自動車に立ち入り検査を行い、不正行為の事実関係などのさらなる確認を行い、トヨタ自動車による原因調査の結果も踏まえて、道路運送車両法に基づいて厳正に対応するとしている。

 トヨタ自動車は2024年5月末時点で、現行生産車3車種では歩行者保護試験における虚偽データの提出などが、過去生産車4車種については衝突試験における試験車両の不正加工などがあったと報告していた。


トヨタ自動車が報告した型式指定申請時の不正行為[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
エアバッグをタイマー着火したデータを使用(左)。規定と異なる衝撃角度(中央)。選定と左右逆の打点、左右片側試験を両側に代用(右)[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車
規定と異なる台車重量(左)。規定と異なるブロックでの試験(中央)。出力点の制御調整(右)[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

→その他の「品質不正問題」関連記事

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る