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グラフェン誘導体のナノ補強材を組み込んだ熱可塑性樹脂の国内販売をスタート:材料技術
Graphenext Japanは、グラフェン誘導体のナノ補強材を組み込んだ熱可塑性樹脂「グラフェン添加PetG 3Dプリンタ用フィラメント」を日本国内向けに発売する。
Graphenext Japanは2024年6月10日、スペインのバレンシア大学サイエンス・パーク内の研究室が開発したグラフェン誘導体のナノ補強材を組み込んだ熱可塑性樹脂「グラフェン添加PetG 3Dプリンタ用フィラメント」を日本国内向けにAmazon.co.jpで発売すると発表した。グラフェン誘導体のナノ補強材を組み込んだ熱可塑性樹脂の国内販売は今回が初だという。
グラフェン添加PetG 3Dプリンタ用フィラメントは、高い強度や精密さ、軽さ、耐久性が求められる製品や試作品の成形に適した素材だ。例えば、複雑性と耐久性を同時に求められる製品、強度/耐久性と軽量化が必要な製品、既存の性能を維持しながら薄さを実現しなければならない製品などが対象として挙げられる。
さらに、強度や柔軟性などに優れるグラフェンが添加された樹脂を活用しているため、成形物の強度向上を図るとともに使用プラスチック量を減らせ、SDGsに貢献できる。加えて、耐久性や曲げ強度など機能的性質の向上や、マイクロプラスチックの削減などにも役立つ。
今後、同社は日本と台湾の市場に向けてグラフェン添加熱可塑性樹脂を展開していく考えだ。
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