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日本ゼオンが社内外の連携の拠点となる共創イノベーション施設を建設:製造マネジメントニュース
日本ゼオンは、川崎工場および総合開発センターの敷地内に、共創イノベーション施設を建設する。同施設を社内外の連携の拠点とするほか、工場と研究施設が隣接する立地条件を生かして材料や製品の開発を進める。
日本ゼオンは2024年4月23日、社内外の連携の拠点となる共創イノベーション施設を建設すると発表した。神奈川県川崎市にある同社の川崎工場および総合開発センターの敷地内に、8階建ての建屋を建設する。完工は2026年度を予定している。
同施設の敷地面積は約4000m2で、延床面積は約2万3000m2。施設内には工場を制御する中央コントロール室や先端素材の研究室、顧客共創オープンラボなどを設ける。太陽光パネルや高効率設備も導入し、省エネと創エネを進める。
中央コントロール室は、耐震性と津波リスクを考慮して配置されており、防災センターや地域避難所としての機能も持つ。
同社は、工場と研究施設が隣接する立地条件を生かし、リチウムイオン電池向けの材料開発や製品開発を進める。また、大規模な乾燥工程が不要な電極製造方法「ドライ成形技術」のプロセスや材料開発にも取り組む。
さらに、社外パートナー企業との連携強化、工場と研究所の組織を横断したコミュニケーションの活性化により、イノベーションを促進していく。
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