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使用樹脂量を削減した医薬品包装用高防湿シートを開発、従来品比22%減:材料技術
住友ベークライトが沢井製薬と共同開発した、使用樹脂量を削減した医薬品包装用高防湿シートが、沢井製薬の一部製品に採用された。従来品比で樹脂量を約22%、CO2排出量を約24%削減した。
住友ベークライトは2024年4月10日、沢井製薬との共同開発による、使用樹脂量を削減した医薬品包装用高防湿シート「スミライト FCL-1145」が、同年6月以降に提供する沢井製薬の一部製品に採用されたと発表した。
FCL-1145は、PVC(ポリ塩化ビニール)の基材にフッ素樹脂フィルムを複合しており、防湿性に優れる。透明性、成形加工性などの性能も維持しながら、従来品「FCL-1135」と比較して使用樹脂量の約22%軽減に成功した。それに伴い、CO2排出量は約24%削減。また、165μmの薄肉化により、PTP包装における錠剤の取出し性改善も期待できる。
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