ニュース
2029年、ITコンサル委託業務の3割がAIで代替可能に ガートナーが予測:製造ITニュース
ガートナージャパンは、企業がITコンサルティングやベンダーへ委託している業務の30%が、2029年までにAIで代替可能になるとの見解を発表した。
ガートナージャパンは2024年2月14日、ITコンサルティングやベンダーへ委託している業務の30%が、2029年までにAI(人工知能)で代替可能になるとの見解を発表した。
同社によると、国内コンサルティングサービス市場は、2022年に前年比19.8%増、2023年には同10.7%増と、高水準で拡大してきた。
新たなデジタルビジネスの創出だけではなく、既存ビジネスを変革する際にも利用されている。しかし、既存ビジネスを対象とするコンサルティングの場合、業務の棚卸しや整理など、比較的単純な作業の工数が契約の3分の1以上を占めるケースも多い。
近年、企業での生成AI活用が広がっている。情報整理やギャップ分析などの作業でその活用はさらに進むと予測される。同社は今後5年のうちにその大部分がAIに置き換わると見ており、今後のコンサルティングサービスには、新機軸のアイデアやインサイトを示すなど、さらに高度な価値を提供することが求められると分析している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- “超高速”でアイデアを具体化 DNPが「生成AIラボ」で目指す共創活動
生成AIに関心を示し、自社サービスや業務への導入を検討する製造業は多い。だが、生成AIで何かできるのか、どういったサービスを作れるのかをイメージし、具体化していく仕組みが社内にあるだろうか。そのための仕掛けとして、東京都内に生成AIの共創施設をオープンしたDNPの和田剛氏と大竹宏之氏に話を聞いた。 - 技術ありきで生成AIは導入しない、日立が見据える「DX2周目」の堅実な戦い方
大手企業を中心に進む「生成AI」の導入。一方で「技術ありきの改革」に陥らないようにするにはどうすればよいのか。日立製作所の吉田順氏に、同社の生成AI活用の現状と併せて尋ねた。 - 日鉄ソリューションズ、企業の業務変革に向けた生成AI活用支援サービス提供
日鉄ソリューションズは、企業の業務変革を目的とした「生成AI/ChatGPT活用支援サービス」の提供を開始した。生成AIの導入に向けた企画構想から、生成AIを活用した業務設計、実システムの構築、運用、全社への横展開支援までが含まれる。 - AWSが生成AIアシスタント「Amazon Q」発表
Amazon Web Servicesは、業務内容に合わせてカスタマイズできる生成AIアシスタント「Amazon Q」を発表した。ユーザー企業のデータベースやコードなどから情報を得ることで、業務上の問題解決を迅速に支援する。 - NVIDIAのGPUインフラが生成AI開発でも優位性を発揮できる理由とは
本稿ではNVIDIAが開催したオンラインイベント「NVIDIA 生成AI Day 2023 Fall」での講演、「生成AIの開発と運用を支えるエヌビディアの最新インフラ」の内容を紹介する。 - NECが国産生成AIを初めて一般公開、日本語LLMのデモンストレーションを実施
NECは、「CEATEC 2023」において、独自の生成AIにおける日本語大規模言語モデルを出展しデモンストレーションなどを披露した。NECが独自の生成AIを一般向けに公開したのはCEATEC 2023が初だという。