OS実装済みのグラフィックターミナルを発表、迅速な実行で運用を合理化:FAニュース
Rockwell Automationは、運用の合理化を支援するグラフィックターミナルの新製品「FactoryTalk OptixPanel」を発表した。クローズドなOSをインストール済みのためすぐに実行でき、実装および保守のリスクを低減する。
Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は2024年1月24日、運用の合理化を支援する、グラフィックターミナルの新製品「FactoryTalk OptixPanel」を発表した。最初の電源投入後にすぐに実行できる、「FactoryTalk Optix」ポートフォリオの新ソリューションを提供する。
同製品は、ソフトウェアライセンスのFactoryTalk Optixと「FactoryTalk Remote Access」を実装した、密閉型HMI(ヒューマンマシンインタフェース)アプライアンスだ。クローズドなOSをインストール済みのため、実装と保守のリスクを低減できる。
独自のテクノロジーミックスの選択ができるFactoryTalk Optixポートフォリオは、視覚化ソフトウェアを用い、同社もしくはサードパーティー製コントローラーの両方でネイティブに動作できる。これにより、同社もしくはサードパーティー製ハードウェアのいずれかを選択して表示可能な、HMIアプリケーションを設計できる。
相互運用性とOPC UAを完全サポートするソフトウェアにより、さまざまなサードパーティーのソフトウェアやデバイス、システムとの接続に対応する。さらに、アプリケーションの機能に応じたランタイムライセンスにより、必要な機能のみの有料使用が可能になる。
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