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米ロックウェルがPLCの改善と機能強化、システムの接続性や性能を向上FAニュース

Rockwell Automationは、PLC「Micro800」シリーズの改善と機能強化について発表した。イーサネット通信の改善により、データリフレッシュレートを高速化してシステムの接続性と性能を向上している。

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Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は2023年12月14日、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)「Micro800」シリーズの改善と機能強化について発表した。改善と機能強化に対応するには、統合設計ソフトウェア「Connected Components Workbench」の最新バージョン22が最低限必要になる。

 今回のアップデートでは、コントローラーからHMI(ヒューマンマシンインタフェース)や監視制御、データ収集(SCADA)アプリケーションへのイーサネット通信を改善した。これにより、データリフレッシュレートを高速化し、システムの接続性と性能を向上させた。また、ランモード中の暗黙的メッセージ送信接続チェックを改善したことで、重要なデバイスとの接続が切断される可能性について適切な通知が可能になる。

 「Micro870 2080-L70E」コントローラーは、新たな通信コマンド(PCCC)機能を搭載し、「MicroLogix」コントローラーと同様の通信ができる。MicroLogixをMicro800コントローラーに最新化する際は、バージョン22でサポートするMicroLogixの旧式のアドレスマッピングとPCCC命令セットにより、旧式の通信方式を維持できる。

 他にも、バージョン22では、ビットレベルのコメント機能や夏時間機能など、プロジェクト開発とシステム構成の高速化に貢献する新機能を提供する。作業プロセスの効率化に加え、直感的かつ円滑に設計できるようになり、スタンドアロンマシンの効率的な立ち上げをサポートする。

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