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「SOLIDWORKS 2024」提供開始、旧バージョンでの保存や図面機能などを強化:CADニュース
ダッソー・システムズは、最新の3D設計エンジニアリングアプリケーション「SOLIDWORKS 2024」の提供開始を発表した。新機能を追加し、従来ソリューションの機能を強化している。
ダッソー・システムズは2023年12月1日、最新の3D設計エンジニアリングアプリケーション「SOLIDWORKS 2024」の提供開始を発表した。新機能を追加し、従来ソリューションの機能を強化している。
SOLIDWORKS 2024は、強化されたデータ管理、共有、連携機能により、問題を解消してワークフローを改善する。旧バージョンと互換があり、SOLIDWORKSデータを旧バージョンで保存できるため、これまでのユーザーとも効率的に連携できる。また、一線上寸法コマンドを搭載。これにより、同一線上に連続した寸法を保持し、寸法表示や矢印の密集、重なりをスペースに制約がある場合でも回避する。
SOLIDWORKSの設計データは、クラウドベースの「3DEXPERIENCEプラットフォーム」に連携できる。生産性の向上に加え、従来の設計共有やファイル管理のプロセス由来の問題を解消するほか、プラットフォームのデータ管理や連携機能の活用、3DEXPERIENCE Worksポートフォリオのシミュレーション、製造、ライフサイクルソリューションへのアクセスにも対応する。
また、大規模アセンブリ設計、部品と機能、製図と詳細設計、板金、構造システム、電気経路向けの各ソリューションの機能を強化している。
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