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主軸台固定形CNC自動旋盤の生産スペース増床、大型機の需要増を見込む:工場ニュース
シチズンマシナリーは、主軸台固定形CNC自動旋盤「Miyano」ブランドを製造する北上事業所の生産スペースを増床する。航空機や自動車業界向け部品に対応する大型機の需要拡大を見越して、生産能力の強化を図る。
シチズンマシナリーは2023年11月15日、主軸台固定形CNC自動旋盤「Miyano」ブランドを製造する北上事業所の生産スペースを増床すると発表した。Miyanoブランドの生産能力を拡大し、2030年度までに売上高1000億円を目指す。
岩手県北上市の北上事業所では、Miyanoブランドの高付加価値製品を製造している。同事業所内に倉庫と事務棟を増設し、工場内から倉庫と事務機能を移設することで生まれるスペースを生産用に充てる。倉庫と事務棟の建設は2024年4月の着工、2025年3月の竣工を予定している。
さらに、効率的なレイアウトに変更して、最大生産能力を従来比で2割増やす。軽井沢本社と佐久事業所、北上事業所を合わせた生産能力を月産170台体制に増強する。
Miyanoブランドは今後、航空機や自動車業界向け部品に対応する大型機の需要拡大が見込まれる。大型機のラインアップとしては、径の大きさや軸数、機械構成から「BNE」と「ABX」シリーズが該当する。
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