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100kg可搬のモジュールロボット、「OMNIedge」に人にまつわる新サービスも2023国際ロボット展(2/2 ページ)

THKは「2023国際ロボット展」(2023年11月29日〜12月2日、東京ビッグサイト)において、100kg可搬の円筒座標型モジュール「MLS」などを出展した。

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「OMNIedge」にスキル管理AIソリューションを拡充

 2023年12月1日より始めた「OMNIedge」のスキル管理AIソリューションに関する展示も行った。

 これまでOMNIedgeでは直動部品や回転部品の予兆検知や工具監視といった設備の保全に関するAI(人工知能)ソリューションを提供してきた。今回はスキルマネジメントシステム「Skillnote(スキルノート)」と連携し、設備を保全する“人”に焦点を当てた新サービスを提供する。 

 設備を保全する中で、作業者にはさまざまなスキルが求められる。各作業者がどのようなスキルや資格、能力を持っているのかなどを見える化したのが力量管理表(スキルマップ)だ。ISO9001、ISO14001でも力量管理は求められており、既に取り組んでいる企業も多いが、これまでスキルマップは紙やExcelで管理されてきたケースが多い。「大きな会社では各部署に力量管理表が存在し、会社全体では数千にのぼることもある。さらに部署によってスキルの名称や評価が異なるケースもある」(Skillnoteの説明員)。Skillnoteはそれらを一元的に管理、運用できるクラウドサービスとなる。

 今回の新サービスでは、OMNIedgeの設備保全情報と、Skillnoteのスキル情報を連携させることで、OMNIedgeで異常を検知した時に誰が対応すべきなのかを明示することなどが可能となる。今後は、実際に作業者が異常に対応して保全作業を行った場合、その経験をSkillnoteにデータとして蓄積させるといった連携も考えているという。

「OMNIedge」のスキル管理AIソリューションのデモ画面
「OMNIedge」のスキル管理AIソリューションのデモ画面[クリックで拡大]

 保全活動の総合的な管理、運用をサポートするOMNIedgeの保全一元管理ツールに関する展示も行った。保全履歴、修理の進捗状況、定期点検の通知など設備や保全に関するデータをクラウド上で一元管理して、保全活動のPDCA(計画、実行、評価、改善)サイクル効率化を実現する。2023年11月28日に提供を開始した。

保全一元管理ツールのデモ画面
OMNIedgeの保全一元管理ツールのデモ画面[クリックで拡大]

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