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シャープとファーウェイが5Gなどの通信必須特許で長期クロスライセンス契約知財ニュース

シャープと中国のファーウェイは、4Gおよび5Gを含むセルラー通信規格必須特許を対象とする長期間かつグローバルな特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。

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 シャープと中国のHuawei(華為技術、ファーウェイ)は2023年11月27日、4Gおよび5Gを含むセルラー通信規格必須特許を対象とする長期間かつグローバルな特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。

 シャープ 常務執行役員 CTO 兼 R&D担当の種谷元隆氏は「ファーウェイと公正、合理的かつ非差別な条件で、グローバルな特許クロスライセンス契約の締結に至ったことをうれしく思う」とコメントしている。また、ファーウェイの知的財産部門責任者であるAlan Fan(アラン・ファン)氏は「先進的な技術の標準化は、ユーザー体験を向上させ、競争を促進し、デバイスとサービスのコストを削減する」とコメントしている。

 経済安全保障上の問題から、欧米を中心にファーウェイ製品を締め出す動きを示しているが、その一方でファーウェイは5Gなどセルラー通信技術についての必須特許を数多く抱えている。世界知的所有権機関(WIPO)によると、ファーウェイの2022年の特許協力条約(PCT)の出願件数は、7689件となり前年に引き続き、世界でトップとなっている。こうした状況から、通信各社はファーウェイとセルラー通信関連のクロスライセンス契約を結んでいるのが現実だ。韓国のサムスン電子やフィンランドのノキアなどの他、2023年8月にはスウェーデンのエリクソンも新たにグローバルでの特許クロスライセンス契約を結んでいる。今回のシャープもこうした動きに追随したものだ。

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