ニュース
ロッテ、冷菓のアイススティックにサスティナブルな竹素材を使用:脱炭素
ロッテは、新発売の「チョコ&バニラバー」のアイススティックに竹材を使用する。一般に流通する冷菓のアイススティックに竹材を利用するのは、国内初になるという。
ロッテは2023年10月9日、アイススティックに竹材を使用した「チョコ&バニラバー」を発売した。
竹材は生育速度が速く、かつ伐採後も自生するため、持続可能な素材として注目されている。同社はそうした竹の特徴に着目。スティックメーカーと協議を重ねた上で、5万本のスティックを1本ずつ人の目で検品するなど多くの検証を実施し、約2年をかけて実用化に成功した。
一般に流通する冷菓のアイススティックに竹材を利用するのは、国内初になるという。同社は今後、竹材以外にもサステナブルな素材について検討するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「安過ぎる竹」の現状を変えろ、竹箸メーカーの“サステナブル”モノづくり改革
竹箸メーカーのヤマチクは、竹1本当たりの仕入れ価格をあえて「引き上げる」という興味深い目標を掲げている。その背景にあったのは、竹産業の担い手を取り巻く環境への強い課題意識だった。同社の専務取締役は「サステナブルな素材というイメージがある竹だが、今の状況ではまず人間の営みが続かない」と訴える。 - 竹を素材に活用した紙容器を開発、バガスを配合し柔軟性を付与
TAISEIは、「第3回 【国際】サステナブルグッズEXPO」で、竹を素材に用いた紙「TAISEI バンブーペーパー」と化粧品向けの紙製トレー「ペーパープレス」を披露した。 - パナソニックの竹スピーカが進化、竹プラントオパールの採用でより高音質に
パナソニックの竹材料を振動板に使用した「竹スピーカ」がさらなる進化を見せている。2006年に開発した際には、竹繊維100%の振動板を使用していたが、現在は竹繊維と竹炭を強化材とした樹脂振動板を用いた製品を展開している。今回発表した新製品では、竹の葉から抽出した硬質材料である竹プラントオパールを樹脂振動板に採用することでさらなる高音質化を果たした。 - 「レクサスGS」の竹ステアリング、猟銃製造老舗の木材加工技術で“本物志向”に
「レクサスGS」の新モデルに採用された「竹ステアリングホイール」。猟銃製造の老舗として知られるミロクの木材加工技術により、“本物志向”のオーナーを満足させる仕上がりとなっている。 - 原材料を「高く買う」となぜサステナブルなのか
竹箸、使いやすいです。