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JFEスチール、IBM Watsonを活用した故障復旧支援システムの販売を開始製造ITニュース

JFEスチールは、自社向けに開発した故障復旧支援システム「J-mAIster」を、日本IBMと共同で販売する。設備故障が発生した際に、過去の故障履歴やマニュアルなどから、復旧に必要な情報を提供する。

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 JFEスチールは2023年9月19日、自社向けに開発した故障復旧支援システム「J-mAIster」を、日本IBMと共同で国内外へ販売すると発表した。

 J-mAIsterは、IBMのAI(人工知能)製品「IBM Watson」を活用して、JFEスチールが自社向けに開発したシステムだ。設備故障が発生した際に、過去の故障や対処に関する履歴、マニュアルなどから、復旧に必要な情報を提供する。

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J-mAIsterの活用とシステム構成のイメージ[クリックで拡大] 出所:JFEスチール

 JFEスチールでは、2018年に同システムを自社内の全製造ラインに導入。設備トラブルからの復旧時間を約3割削減するなどの成果を上げている。製造現場の保全に関して、熟練者層の知識やノウハウを素早く的確に入手できるようになったことから、トラブルの早期復旧につながっているという。

 JFEスチールは今後、さまざまな製造業に適用できるよう同システムを汎用化し、IBMのIBM Watsonと共に提供する。JFEスチールと日本IBMは、顧客向けシステムの共同開発や提供に関するパートナーシップを締結。システムの開発や販売に加えて、最適なシステム構成の検討や調整業務も共同で実施していく。

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