厚板や大物の曲げ加工、深曲げが可能なベンディングマシン拡充：工作機械

アマダは厚板や大物の曲げ加工や深曲げを可能にする大型ベンディングマシン「HRB」シリーズとして7機種を拡充し、販売を開始した。年間販売台数は24台を目標としている。

[長沢正博，MONOist]

　アマダは2023年9月5日、厚板や大物の曲げ加工や深曲げを可能にする大型ベンディングマシン「HRB」シリーズとして7機種を拡充し、同日から販売を開始したと発表した。年間販売台数は24台を目標としている。

ベンディングマシン「HRB-3504」［クリックで拡大］出所：アマダ

　新たに350t（トン）／3mから600t／7mまでの長尺、中厚板に対応する機種を拡充した。社会インフラを支える鋼材加工や、厚板加工に対応できるようになった他、独自のACサーボモーターと双方向ピストンポンプによるハイブリッドドライブシステムで環境対応も進めた。

　NC装置は「AMNC 3i」を搭載している。加工プログラムを容易に作成できる「LITEモード」では技能や年齢、性別、国籍などにかかわらず簡単に曲げ加工を可能にしている。厚板用の角度センサー「Bi-LII」や、バックゲージに「ヘビーワークセンサー突き当て」によって曲げの精度不良を削減する（いずれもオプション）。

　主な仕様は下記の通り。価格はHRB-3504で5820万円（税別、本体価格）となっている。

機種名	HRB-3503	HRB-3504	HRB-3506	HRB-5005	HRB-5006	HRB-6006	HRB-6007
加圧能力（kN）	3500	3500	3500	5000	5000	6000	6000
テーブル長さ（mm）	3100	4100	6100	5100	6100	6100	7100
オープンハイト（中間版付き／なし、mm）	500／620
ストローク長さ（mm）	350

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