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5軸同時加工が可能なマシニングセンタ、EV向けアルミ部品など複雑形状に対応:工作機械
ブラザー工業は、5軸同時加工が可能なマシニングセンタ「SPEEDIO U500Xd1-5AX」を発売した。立体的で複雑な形状の部品加工ができ、ポンプのインペラなどの滑らかな曲線形状が要求される部品加工にも対応する。
ブラザー工業は2023年8月7日、5軸同時加工が可能なマシニングセンタ「SPEEDIO U500Xd1-5AX」を発売した。5軸マシニングセンタ「U500Xd1」に同時5軸制御機能を搭載したモデルで、標準価格は1491万円(税込)だ。
U500Xd1は、大型の傾斜ロータリーテーブルを搭載することで、EV(電気自動車)向け大型アルミ部品の多面加工が可能。28本搭載仕様のツールマガジンにより、複雑化する加工ニーズに対応する。ワンクランプでさまざまな角度での割り出し加工ができるため、効率的な変種変量生産が可能だ。
U500Xd1-5AXは、これらの特徴を継承するとともに、同時5軸加工により立体的で複雑な形状の部品加工ができる。テーブルが前後左右に移動するX軸とY軸、工具が垂直に移動するZ軸、テーブルが回転するA軸とC軸の5軸が同時に稼働し、切削できる。
ポンプや発電機、自動車のターボチャージャーなど向けのインペラや、人工骨などの滑らかな曲線形状が要求される部品加工にも対応する。
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