この記事は、2023年8月17日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
うだるような暑さが続いていますね。筆者は在宅勤務で大半の業務を回せますが、それでも取材などで外出する機会も少なくなく、そのような時は絶え間なく汗が全身から噴き出ています。道行く人々を見ると、男女問わず、ハンディ扇風機や日傘などをみなさん積極的に使っており、何とかこの夏を乗り切ろうと奮闘している様子が伺えます。
そんな猛暑対策アイテムの1つとして思い出すのが、以前、MONOistの連載「小寺信良が見た革新製品の舞台裏」でも取り上げた「REON POCKET」というガジェットです。ソニーが展開する首後ろに装着するタイプの小型ウェアラブルデバイスで、冷却と温熱の2種類に対応しており、「着るエアコン」とも呼ばれています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- ソニーの着るクーラー「REON POCKET」はなぜ生まれたのか、2号機はもっと冷える
ソニーのスタートアップの創出と事業運営を支援するSSAPから生まれたヒット商品である“着るクーラー”こと「REON POCKET」。その初号機の開発経緯から、直近で発売した2号機での改善点、そしてこれからの課題などについて開発担当者に聞いた。 - スマホで首元の温度を調節できる、ウェア装着型「着るクーラー」を発売
ソニーは、インナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET」の一般発売を開始した。専用インナーウェアの背面ポケットに装着し、Bluetooth経由でスマートフォンアプリから温度を設定できる。 - メタバースは視界良好、メガネ型HMD「MeganeX」が見る未来
「CES 2022」で話題をさらったのが、Shiftallのメタバース用HMD「MeganeX」だ。従来HMDといえば、左右がつながったボックス型を思い浮かべるところだが、まさにメガネのように左右が分離したスタイルは、多くの人に驚きをもって迎えられた。Shiftallの岩佐琢磨氏に、MeganeXの開発経緯やメタバースの未来について聞いた。 - Z世代の心に響け、ソニーの“穴あき”イヤフォン「LinkBuds」に見る音の未来
ソニーが2022年2月に発売したイヤフォン「LinkBuds」は、中央部に穴が開いたリング型ドライバーを搭載している。あえて穴を空けることで、耳をふさがず、自然な形で外音を取り入れるという技術的工夫だ。これまで「遮音」を本流とした製品展開を進めてきたソニーだが、LinkBudsにはこれまでの一歩先を行くという、同社の未来に向けた思いが表れている。 - 1人暮らしのための食洗機、パナソニックが「SOLOTA」に到達した理由
食洗機フリークである筆者は、1人用の食洗機“SOLOTA”こと「NP-TML1-W」が出たというニュースに注目した。1人暮らしに食洗機というアプローチが実に面白い。パナソニック くらしアプライアンス社の担当者に開発背景などを尋ねた。