この記事は、2023年7月20日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
先日、筆者にとって驚くべきニュースが飛び込んできました。台湾の新金宝グループ傘下のXYZprinting(XYZプリンティング)が3Dプリンタ事業から撤退するというのです。
同社が公開した3Dプリンタ事業撤退に関するお知らせによると、産業用3Dプリンタを手掛けるSLS(粉末焼結積層造形)部門を、米国の3DプリンタベンダーNexa3Dに事業売却するとともに、SLS以外のデスクトップ型3Dプリンタに関しても、製品本体の販売を2023年9月15日をめどに終了し、段階的に3Dプリンタ事業から撤退するというのです。これに併せ、日本法人であるXYZプリンティングジャパンも3Dプリンタ事業の撤退と公式オンラインショップ「XYZ e-shop」の閉店を決定しています。
このニュースを聞いて、筆者と同じように驚いた方も多いのではないでしょうか。「初めて導入したのがXYZプリンティングの3Dプリンタだった」という方も多いかと思います。筆者自身もそんな1人です。ちょっと思い出を振り返ってみましょう。
「ダヴィンチシリーズ」との思い出を振り返る
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