生成AI(ジェネレーティブAI)の話題を聞かない日がないほど注目されていますね。やはり、AI(人工知能)が学習したデータに基づいて、文章や画像、ソースコードといった“クリエイティブな成果物を生み出してくれる”点が大きな魅力なのでしょう。その可能性は個人だけでなく、ビジネスでも大変注目されており、既にさまざまな業務での活用が模索され、試験運用や実運用へと展開を加速している現場も見られます。
筆者個人としては、私物の「iPhone」に自然言語で対話できる「ChatGPT」のアプリを入れてほんの少し試した程度でして、割りとまともな回答をしてくれて驚くこともあれば、トンチンカンな返答に「こんなものか」と感じたり、そうかと思えば「私の知識は2021年9月までの情報しかありません」としっかり主張してきたりと、「まぁ暇つぶしにはちょうどよい」くらいの感想しか持っておりません。
そうはいっても、自然言語による人間の投げ掛けから、正解だと思われる成果物をAIが生成してくれるという部分に大きな可能性を感じずにはいられません。経験豊富な設計者やデザイナーではない筆者のような素人でも、欲しい形状やデザインを簡単に作れる、モノづくりを楽しめる可能性があるからです。ということで、“設計×生成AI”について、詳しくないなりに思いを巡らせてみました。
設計×生成AIについて詳しくないなりに考えてみた
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