ニュース
8インチウエハーに対応する電子部品製造向けプロキシミティ露光機シリーズ:FAニュース
ウシオライティングは、電子部品製造向けのプロキシミティ露光機「PXS」シリーズを2023年8月から発売する。解像力3μmL/Sかつ、6インチまたは、8インチウエハーに対応する。
ウシオライティングは2023年6月27日、電子部品製造向けのプロキシミティ露光機「PXS」シリーズを、同年8月に発売すると発表した。「PXS-102068」「PXS-051646」をラインアップし、年間の販売目標を50台とする。
PXSシリーズは、緻密な回路などを露光するプロセスにおいて、マスクとワークを非接触で近接させて露光するプロキシミティ方式を採用。解像力3μmL/Sかつ、6インチまたは、8インチウエハーに対応する。プロキシミティ方式の解像力の低さや、大型ワークへの対応が難しいという課題を解決している。
PXS-102068は、低ランニングコストと導入しやすい価格により、総保有コストを低減する。スループットは、150WPH(2ndアライメント)以上を達成。オートアライメントおよび搬送機能を搭載しており、作業者の熟練度に左右されずに安定した品質を保持でき、自動化された量産ラインに組み込める。また、オプションとして、新方式の裏面アライメントを準備する。
関連記事
- 深刻な材料不足と高騰化、設計現場で何ができるか?
2022年は引き続き、半導体不足とともに、樹脂不足が製造業に大きな影響を与える見通しです。材料や調達部品が手に入らず、代替品の利用を検討するなど各社対策を講じ始めていますが、設計現場として何かできることはないでしょうか? 「樹脂使用量の削減」「部品点数の削減」「代替品への対応」という3つの視点で、どのようなアプローチがとれるのか、その可能性について考えていきます。 - 半導体不足の遠因となった、旭化成の半導体工場火災で起こったこと
旭化成は2021年9月14日、2020年10月に起きた宮崎県延岡市の旭化成エレクトロニクス 半導体製造工場の火災について事故調査報告書をまとめたと発表した。建屋棟の損傷が激しく火災原因の特定には至らなかったが、発火場所の推定と、再発防止策などの調査結果を公開している。 - 半導体露光機で日系メーカーはなぜASMLに敗れたのか
法政大学イノベーション・マネジメント研究センターのシンポジウム「海外のジャイアントに学ぶビジネス・エコシステム」では、日本における電子半導体産業の未来を考えるシンポジウム「海外のジャイアントに学ぶビジネス・エコシステム」を開催。半導体露光機業界で日系企業がオランダのASMLに敗れた背景や理由について解説した。 - ナノスケールのちりの影響を抑制、半導体製造装置が目指すIoT活用
「SEMICON Japan 2016」のIoTイノベーションフォーラムで登壇した東京エレクトロン執行役員の西垣寿彦氏は、半導体製造における“ちり”の管理と、IoTを使った生産性向上の取り組みについて紹介した。 - プラスチックやダイカスト成形向け金型監視装置、カメラ4台での監視に対応
ウシオライティングは、プラスチックやダイカスト成形向け金型監視装置「PLUS-E」の「PE-700」モデルを発表した。2021年7月上旬から販売を開始する予定で、4台のカメラによる監視ができる。 - 7月から半導体製造装置23品目を新たに輸出規制対象に、その対象品目の内訳
日本政府は、新たに半導体製造装置23品目を輸出貿易管理対象とする省令の意見公募を開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.