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新型NC装置搭載、ファイバーレーザー溶接ロボットシステム3モデルの受注を開始:産業用ロボット
アマダは、新ファイバーレーザー溶接ロボットシステムの「FLW-ENSISe」シリーズと「FLW-3000Le」の受注を開始した。新NC装置「AMNC4ie」を搭載し、誰でもどこでも使える、環境配慮型のマシンとなっている。
アマダは2023年5月24日、新ファイバーレーザー溶接ロボットシステム「FLW-ENSISe」シリーズと「FLW-3000Le」の受注を開始した。新NC装置「AMNC4ie」を搭載し、誰でもどこでも使える環境配慮型のマシンだ。販売価格は、一例としてFLW-3000Leが5772万円からとなる(税別)。
効率的な溶接に対応するハイエンドモデルのFLW-ENSISeシリーズは、高速、高品質加工が可能な同社独自のビーム制御システム「ENSISテクノロジー」を搭載する。また、AI(人工知能)で溶接線を自動補正する「AI-TAS機能」や、レーザー加工機のノズルの高さを調整する「自動ノズルギャップ調整機能」を備えており、レーザー溶接の自動化に対応する。発振器は新型の6kWと3kWを用意した。
同シリーズには、「FLW-6000ENSISe」「FLW-3000ENSISe」があり、どちらも2軸ポジショナー+走行台車仕様となっている。
FLW-3000Leは、小型、高精密溶接に対応したミドルレンジモデルのマシンで、2軸ポジショナー仕様のみとなっている。従来機種と比べて設置面積が約35%減少したほか、狭小部の加工に対応する小型ヘッドの搭載により加工範囲が拡大した。発振器は3kWを搭載する。
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