自動車分野向けAI、画像処理技術のトータルソリューションを提供開始：人工知能ニュース

モルフォは、自動車分野向けにパッケージ化したAIソリューション「Morpho Automotive Suite」の提供を開始した。ユーザーごとの用途に合わせた製品カスタマイズやアプリケーション開発を提案する。

[MONOist]

　モルフォは2023年5月18日、自動車分野向けに、画像処理やAI（人工知能）製品などをパッケージ化したAIソリューション「Morpho Automotive Suite」を発売した。

「Morpho Automotive Suite」の構成［クリックで拡大］ 出所：モルフォ

　同ソリューションは、姿勢推定「Morpho Pose Estimator for DMS」、物体検出「Morpho Deep Detector」、領域抽出「Morpho Deep Segmentation」などの要素技術を単体で提案するだけでなく、用途に応じたAIの追加学習や用途別の製品カスタマイズを提案する。

（左）姿勢推定技術、（右）物体検出技術［クリックで拡大］ 出所：モルフォ

　また、今後も自動車分野向け画像処理やAI技術の先行開発を継続し、標準製品群を拡充する。同社だけでなく、パートナー企業の技術やサービスと連携したソリューションの提案体制も整えていく。

　同社のディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro」を各製品に搭載しており、さまざまなSoCや各社のAIアクセラレーターで実行できる。例えば、デスクトップ環境で開発したAIをCPUやGPU、DSPなど任意のAIアクセラレーターへ移植できるようになるため、実装にかかる工数の削減が期待できる。

モルフォAI推論エンジン「SoftNeuro」［クリックで拡大］ 出所：モルフォ

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