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光配線用シリコンフォトニクスチップ向け量子ドットレーザー6万個を出荷:組み込み採用事例
QDレーザは、アイオーコアより量子ドットレーザー6万個を量産受注し、2023年5月から出荷を開始する。量子ドットレーザーは、光配線用シリコンフォトニクスチップ「IOCore」に搭載する。
QDレーザは2023年4月17日、アイオーコアより量子ドットレーザー6万個を量産受注し、同年5月から出荷を開始すると発表した。量子ドットレーザーは、光配線用シリコンフォトニクスチップ「IOCore」に搭載する。
量子ドットレーザーとは、ウイルスの10分の1程度のサイズとなる直径約10nmの半導体量子ドットを活性層に用いて、光を増幅、発振する半導体レーザーだ。IOCoreは量子ドットレーザーを光源として搭載した5mm角の光配線チップで、100℃以上の高温環境における信頼性、低コストを可能とし、100〜500Gbpsで動作する。
QDレーザは、これまでに約450万個の量子ドットレーザチップを生産してきた。今回、アイオーコアと共同でシリコンフォトニクスの大容量伝送を可能とする「4チャンネル量子ドットレーザー」の開発に成功し、量産受注に至った。
量子ドットレーザーおよびIOCoreは、今後、データセンターサーバ、5Gおよび6G基地局、AI(人工知能)エンジン、医療機器、航空機、自動車などを対象に実装される予定だ。
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