スタートアップへの転職、86%が「前向きに検討したい」と回答:キャリアニュース
Stellifyが「スタートアップ企業への転職に関わる意識調査」の結果を発表した。86.0%がスタートアップへの転職を前向きに検討したいと考えており、転職時に重視するポイントは、1位が「待遇」、2位が「今までの経験を生かしたい」だった。
スタートアップ向けの採用を支援するStellifyは2023年4月26日、「スタートアップ企業への転職に関わる意識調査」の結果を発表した。同調査は、スタートアップ企業への転職に関心のある20〜50代の男女100人を対象とした。
まず、「スタートアップへの転職をどう思いますか」と尋ねたところ、「積極的に検討をしたい」が16.0%、「条件次第」が70.0%となり、86.0%が前向きに検討したいと考えていることが分かった。
スタートアップへの転職をどう思うかについて、年代別で見ると、「積極的に検討をしたい」と「条件次第」の合計が、最も多かったのは40代で93.8%だった。内訳は「積極的に検討をしたい」が25.0%、「条件次第」が68.8%となっている。
なお、20代は「積極的に検討をしたい」が5.9%、「条件次第」が70.6%で合わせて76.5%、30代は「積極的に検討をしたい」が12.8%、「条件次第」が72.3%で、合計85.1%、50代は「積極的に検討をしたい」が25.0%、「条件次第」が50.0%となり、前向きに検討したいと考える人が75.0%となった。
スタートアップへの転職に求めるのは「待遇」
スタートアップへの転職で重要視するポイントのトップ3は、1位が「待遇(給与、労働時間、通勤時間など条件面)」(74.0%)、2位は「今までの経験を生かしたい」(50.0%)、3位が「魅力的な経営者や上司と一緒に働きたい」(38.0%)だった。一緒に働く人や環境への期待が大きいことがうかがえる。
スタートアップへの転職で重要視するポイントのうち、「魅力的な経営者や上司と一緒に働きたい」の回答割合を年代別に調べた。その結果、20代、30代の若い層は特に上司の存在を気にする傾向が見られた。
続いて、スタートアップへの転職で懸念することを尋ねた。その結果、「将来が不安」(52.0%)が最も多かった。次いで「待遇が心配」(42.0%)、「同僚や仲間の人柄」(40.0%)が上位となった。
また、実際に転職してみてどうだったかを尋ねたところ、「すごく良かった」が42.9%、「そこそこ良かった」が28.6%となり、71.5%が良かったと回答した。
「スタートアップ企業に魅力を感じるポイント」のトップ3は、1位が「情熱を持てる事業、業務内容」(59.0%)、2位が「貴重な経験やスキルが積めそう」(51.0%)、3位が「魅力的な経営者」(32.0%)だった。
スカウトを受けた場合、前向きに検討するかについては、64.0%が「はい」と回答した。「いいえ」は3.0%、「分からない」は33.0%だった。
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