33%が「家族に転職を反対された」、そのうち51%が内定を辞退:キャリアニュース
転職サイト「ミドルの転職」が「転職の家族ブロック」についての調査結果を発表した。家族に転職を反対された経験が「ある」と33%が回答し、そのうち、51%が「内定を辞退したことがある」ことが分かった。
エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2023年3月28日、「転職の家族ブロック」についてのアンケート調査結果を発表した。同調査の対象者は同サイトを利用する35歳以上のユーザーで、2342人から回答があった。
初めに、「これまでに家族に転職を反対された経験はありますか」と尋ねたところ、33%が「ある」と回答した。2018年調査の46%から13ポイント減少している。
また、家族に初めて転職について相談した時期は、「転職を検討していた時」(57%)が最も多かった。次いで「転職活動を始めてから」(17%)となっている。内定をもらうまでに7割以上が家族に相談していることが分かった。
家族に転職を反対された経験が「ある」と回答した人に「反対されたことを理由に内定を辞退したことはありますか」と尋ねたところ、51%が「辞退したことがある」と回答。2018年と同じ結果になっている。
続けて、内定先を反対された上で自身がとった行動をどう思うか尋ねたところ、61%が「後悔していない」と回答した。「後悔している」は17%、「特に何も思わない」は22%だった。
反対した家族の1位は「妻」
家族に転職を反対された経験がある人に、誰が転職を反対したか尋ねたところ、最も多かったのは「妻」で66%を占めた。
転職を反対された理由のトップ3は、1位「転職自体に良くない印象がある」(44%)、2位「年収が下がる」(39%)、3位「(大手企業勤務などの)肩書がなくなる」(21%)だった。
前問で「年収が下がる」と回答した人に、年収がどれくらい下がることで転職を反対されたか尋ねたところ、2018年調査と同様に「100万円〜199万円」が最も多かった(2023年33%、2018年29%)。2位も同じで「50万円〜99万円」となっている(2023年21%、2018年20%)。
最後に、家族に転職を反対されず、応援してもらうために実施しておくべきことを尋ねた。トップ3は、1位が「家庭内で常日頃から仕事の話をする」(50%)、2位が「希望の会社に転職した場合のメリットを示す」(46%)、3位は「家族の将来設計や資産情報について共有する」(43%)だった。
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