ニュース
20代社会人の88%が、仕事で「生産性が低いと感じた経験がある」と回答:キャリアニュース
学情が、20代社会人を対象にした「仕事の生産性」に関する調査結果を発表した。仕事において「生産性が低いと感じたことがある」と88.4%が回答した。また、70.0%が生産性向上のために意識しながら仕事をしていることが分かった。
学情は2023年3月6日、「仕事の生産性」に関する調査結果を発表した。同調査は、同社が運営する20代の専門転職サイト「Re就活」とWebメディア「20代の働き方研究所」に来訪した20代の社会人を対象としたもので、353人から有効回答が寄せられた。
初めに、「仕事において、タイムパフォーマンスが悪い、生産性が低いと感じたことがありますか」と尋ねたところ、「感じたことがある」が53.8%、「どちらかといえば感じたことがある」が34.6%となり、88.4%が生産性が低いと感じた経験があることが分かった。
生産性が低いと感じた具体的な事例としては、「デジタル化で省力化できることを書面で対応している」「ハンコを押す角度など、業務の質とは関係のないルールや慣例が多くある」などが挙がっている。
生産性向上のために意識して仕事をしている人は70%
次に、「仕事で、生産性向上のために意識していることはありますか」と尋ねた。その結果、「意識していることがある」が27.2%、「どちらかといえば意識していることがある」が42.8%となり、70.0%が生産性向上を意識していることが分かった。
生産性向上のために意識していることとして、「自分の業務の前後にある工程を意識して仕事をしている」「既存のやり方が最善かどうかを常に自問自答しながら業務を進めている」などの声が寄せられた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 職場は「男女平等ではない」と48%が回答、ジェンダーハラスメント被害は28%
ワークポートが、職場の「ジェンダーハラスメント」についての調査結果を発表した。「職場は男女平等ではない」と47.8%が考えており、27.6%が「ジェンダーハラスメントを受けたことがある」と回答した。 - リスキリングの学習時間が長い人は休日以外に「平日」も有効活用
「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」が「リスキリングの実態調査」の結果を発表した。リスキリングの学習時間が長い人は、休日以外に平日も有効活用しており、転職以外の学ぶ理由として「純粋に学んでみたかったから」を挙げた人が多かった。 - 【総まとめ】企業が成長していくために必要なデジタルエンジニアの育成
デジタル技術を活用し、QCDの向上を図り、安全で魅力ある製品を創り出せる「デジタルエンジニア」の重要性について説く連載。最終回となる今回は、これまでお届けしてきた内容から重要ポイントを抽出して総まとめとする。 - 72%が管理職になりたいとは思わない、理由は「出世欲がないから」
識学が「管理職に関する調査」の結果を発表した。「管理職になりたいとは思わない」と72%が回答し、その理由の1位は「出世欲がないから」だった。また、管理職の人に、苦労していることを尋ねると「部下の指導や育成」が最も多かった。 - パナソニック コネクトがジョブ型雇用を導入、2023年4月から国内全社員に適用
パナソニック コネクトがパナソニックグループの事業会社制導入に併せて改革を進めている人事制度について説明。2023年4月からジョブ型雇用に切り替える。部分的導入ではなく、国内の1万218人の全社員を対象に一斉導入する方針だ。 - 半導体製造プロセスの習得を目指す体験型研修を導入
「スタッフサービス・エンジニアリング」は、常用型派遣エンジニアを対象とした半導体製造プロセスの体験型研修を導入した。実際に半導体製造装置や材料に触れながら、半導体基礎の座学や半導体製造の前工程、後工程を体験し、学習する。