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IoTで装置メンテナンスを最適化する取り組みが最優秀賞、IVI地域アワード2022FAニュース

インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブは、「IVI地域アワード2022」の最優秀賞にアロー産業を選出した。データ分析により現場の作業をモデル化し、未来予測に活用した優れた事例が高く評価された。

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 インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)は2023年3月1日、「IVI地域アワード2022」の最優秀賞に、アロー産業を選出したと発表した。「IVI公開シンポジウム 2023-Spring-」(同月9〜10日、タワーホール船堀およびオンライン)では、アロー産業が受賞事例を発表した。

 2016年から毎年開催しているIVI地域アワードは、IVI地域セミナーをきっかけに実施された実証実験の中から、優れた取り組みを表彰している。さらに、受賞した取り組みを公開することで、現場活動がさらに活性化することを目的にしている。

 地域セミナーは、2021年度に続き、2022年度も地域によってはオンラインで開催。参加各社は、優れた技術を活用して課題解決に取り組んだ。

 その中から、鳥取セミナーに参加したアロー産業の「IoTセンサーおよび機械学習を用いた装置メンテナンス最適化への取り組み」が最優秀賞に選出された。

 受賞した取り組みは、勘と経験に基づく現場の作業を、さまざまなデータを分析することでモデル化し、未来予測につなげた優れた事例として高く評価された。Pythonによる独自実装に加え、センサーデータの癖を検証するといった取り組みも評価され、今後の実用化や効果が期待される。

 なお、優秀賞は、オブジェクトワークスの「表面処理加工業(メッキ業)生産管理システム」、ツガワ 二戸工場の「IoTによるプレス設備の生産能力(パンチ数)見える化」が受賞した。

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