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卵の殻がガンプラに、デンカがPS樹脂ベースのサステナブルプラを開発:リサイクルニュース
デンカは、食品産業廃棄物として焼却および廃棄処分される卵殻をPS樹脂に配合したサステナブルプラスチック「PLATIECO」を開発した。
デンカは2023年1月30日、天然素材の卵殻とプラスチックの1つであるPS(ポリスチレン)樹脂を配合した、地球にやさしいサステナブルプラスチック「PLATIECO(プラティエコ)」を開発したと発表した。
PLATIECOでは、既存のPS樹脂と同等の耐久性と成形性を兼ね備えつつ、重量ベース比率で50%以上の卵殻配合が可能な独自技術を活用している。既に、プラスチックの使用量と温室効果ガスの削減に貢献する製品として、「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」で採用されている。
また、玩具だけでなく、生活用品や食品容器、家電製品、自動車部品などの幅広い用途で使えるように、ABS樹脂との配合やセルロースをはじめとする天然素材の有効活用を検討している。
なお、デンカグループでは、独自のスチレンチェーンにより、幅広い用途で使用される機能性ポリスチレン樹脂製品を製造および供給している他、2050年度カーボンニュートラル達成という目標に向けて、ポリスチレン樹脂のケミカルリサイクル設備導入とともに、持続可能な社会の実現に向けた環境貢献製品の開発を進めているという。
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