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NXPがMatter準拠製品の開発を積極支援、ボーダールーターやエッジノードを展示EdgeTech+ 2022

NXPジャパンは、「EdgeTech+ 2022」において、スマートホーム機器のIoT(モノのインターネット)セキュリティと認証の標準規格である「Matter」に準拠した製品開発を可能にするソリューションを展示した。

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 NXPジャパンは、「EdgeTech+ 2022」(2022年11月16〜18日、パシフィコ横浜)において、スマートホーム機器のIoT(モノのインターネット)セキュリティと認証の標準規格である「Matter」に準拠した製品開発を可能にするソリューションを展示した。

Matterに対応するボーダールーターとエッジノード向けのソリューション
Matterに対応するボーダールーターとエッジノード向けのソリューション[クリックで拡大]

 Matterは、スマートホーム機器の安全性と信頼性を担保するとともに、IoT機器としての利便性を阻害しないシームレスな利用を実現するためにCSA(Connectivity Standards Alliance)が策定を進めている標準規格である。Zigbeeアライアンスを前身とするCSAには、スマートスピーカーを展開するアマゾン(Amazon.com)やグーグル(Google)の他、アップル(Apple)やサムスン電子(Samsung)、ファーウェイ(Huawei)などがプロモーター(幹事会社)として参加しており、スマートホーム機器の標準規格の本命と目されている。2022年10月4日(現地時間)には、規格のバージョン1.0に当たる「Matter 1.0」をリリースしている。

 CSAのプロモーターを務めるNXP Semiconductorsは、Matterに対応可能な半導体製品を多数そろえている。今回展示したのは、ボーダールーターとエッジノード向けのソリューションだ。Matterの無線通信では、Wi-FiやBluetoothの他に、Threadも想定されている。ボーダールーター向けでは、プロセッサの「i.MX 8M Mini」を中核に、Wi-FiとBluetoothに加えてThreadのボーダールーターとして利用できる評価基板を用意した。ライトスイッチでの利用を想定したエッジノードでは、ホストレスWi-FiとBluetooth+Thread、2種類の評価基板をそろえた。「当社は、Matterの想定ユースケースに対応するデバイスをそろえており、国内におけるMatter準拠製品の開発を積極的に支援していきたい」(NXPジャパンの説明員)としている。

Matterの想定ユースケース今回展示したボーダールーターとエッジノードの構成 Matterの想定ユースケース(左)と今回展示したボーダールーターとエッジノードの構成(右)[クリックで拡大]

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