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「SELF-CENTER」シリーズに新製品、主軸テーパ40番の立形マシニングセンタ工作機械

スギノマシンは、主軸テーパ40番の立形マシニングセンタ「SELF-CENTER SC-V40a」を発表した。主軸中心から摺動面までの距離を短縮してモーメント荷重を低減したほか、剛性を保ちつつ、CAEを活用することで移動体を軽量化した。

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 スギノマシンは2022年10月13日、主軸テーパ40番の立形マシニングセンタ「SELF-CENTER(セルフセンタ) SC-V40a」を発表した。小型マシニングセンタ「SELF-CENTER」シリーズの最新機種で、2023年1月から販売を開始する。

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立形マシニングセンタ「SELF-CENTER SC-V40a」[クリックで拡大] 出所:スギノマシン

 主軸中心から摺動面までの距離を従来機の3分の1に短縮することで、本体が受けるモーメント荷重を低減した。CAEを活用した構造解析とシミュレーションにより、剛性を保ちつつ移動体の軽量化に成功している。

 立形40番マシニングセンタの中でもトップクラスの高速性を持ち、非切削時間の短縮に寄与する。これにより、アルミや鉄、樹脂、脆性(ぜいせい)材など、幅広いワークのサイクルタイム短縮につながる。

 外観サイズは1440×3245×2755mmと小型で、設置スペースは30番マシニングセンタと同程度だ。主軸回転速度は最高1万2000min−1、ストロークはX軸が660mm、Y軸が540mm、Z軸が400mm。X軸のロングストロークを確保したことで、大型ワークやワークの多数個取りに対応する。

 ツールマガジンや送り軸を加工エリアから完全分離し、加工室内を配管、配線レスにすることで、切りくずが原因のトラブルを防ぐ。センタトラフ構造を採用し、切りくずの排出性が従来機の2倍に向上。切りくずの確実な排出と除去により、チョコ停や加工品質のトラブルを防止する。

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