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機能集約で業務を効率化、スギノマシンが本社を移転へ:工場ニュース
スギノマシンは、本社を富山県滑川市の早月事業所内に移転すると発表した。本社を移転し、早月事業所内に機能を集約することで、業務の効率化とイノベーションの活性化を推進する。
スギノマシンは2022年8月25日、富山県滑川市の早月事業所内への本社移転を発表した。早月事業所内での業務は、同年10月3日に開始する予定。移転により機能を集約することで、業務の効率化とイノベーションの活性化を推進する。
今回の移転により、本社と事業所の距離という隔たりがなくなるため、意思決定のスピードが速まる。また、本社の管理部門が、早月事業所内にある開発、技術、生産、営業部門に加わることから、コミュニケーションがより活発化する。
1945年6月から77年間、富山県魚津市に本社を置く同社は、「切る、削る、洗う、磨く、砕く、解す」の6つの技術を核に、幅広い商品を世界中の各業界に向けて展開している。今後も、世界各国のユーザーや時代のニーズに迅速に対応し、高品質な商品を提供していくとしている。
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