この記事は、2022年7月21日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
「キングファイル」や「テプラ」といったオフィス用品を手掛けるキングジムが2022年7月12日に、デジタルメモ「pomera(ポメラ)」の新製品「DM250」を発表しました(関連記事:新型ポメラ「DM250」、見た目やサイズは「DM200」に似ていても中身はほぼ新規設計)。折り畳み式でディスプレイに電子ペーパーを採用したモデル「DM30」の発売から4年ぶり、DM250の先代モデルである「DM200」の発売から実に6年ぶりの新モデルということで、関心を持たれている方も多いのではないでしょうか。
筆者も過去にポメラを使っていたことがあったので、既にモノとしての完成度が高いポメラが一体どのように進化するのかと非常にワクワクしていました。
しかし、新製品であるDM250のぱっと見は、DM200と瓜二つ……。勝手ながらいろいろなギミックを想像していただけに、筆者は少しだけ拍子抜けしてしまいました。なぜ、DM250はDM200とほとんど同じデザインなのでしょうか。そこにはキングジムのぶれないモノづくりのこだわりがありました。
新型ポメラはなぜ先代モデルとぱっと見同じデザインなのか
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