オブジェクト認識機能をさらに強化、アプリのUIテスト自動化ツール最新版:組み込み開発ニュース
テクマトリックスは、Ranorexが開発したUIテスト自動化ツール「Ranorex 10.2」日本語版の販売を開始した。Windows 11、iOS 15、Android 12におけるテスト安定性を高めたほか、オブジェクトの自動認識機能を拡張している。
テクマトリックスは2022年6月29日、Ranorexが開発した、UIテスト自動化ツール「Ranorex 10.2」日本語版の販売を開始した。同年7月7日の出荷を予定している。
Ranorexは、さまざまなサードパーティー製コントロールに対応したUIテスト自動化ツール。ユーザーの操作を捉えて再生することで、テストの自動化を可能にする。オブジェクト認識力が高く、直感的に操作できるため、複雑なデータ駆動型テストを容易に構築できる。
最新版では、インストルメントウィザード機能を強化し、Androidアプリケーション向けパラメーター設定の自動検出機能を追加した。これにより、確認や設定作業などの工数を大幅に削減できる。
また、Windows 11に対応するとともに、iOS 15とAndroid 12におけるテスト安定性を高めた。オブジェクトの自動認識機能を拡張し、デスクトップアプリケーションのJCEFコントロールや、WebアプリケーションのChrome_RenderWidgetHostHWNDクラスなども認識できるようになった。
テクマトリックスは、Ranorex日本語版の総販売代理店として、国内販売やマーケティング、製品の日本語化、ユーザーサポート、ソリューションサービスの提供を担う。同年6月29日時点で、Ranorexの保守サービスを契約しているユーザーには、最新版を無償で提供する。
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