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組み込みソフトウェアなどを提供する製造業向けプラットフォームを発表:組み込み開発ニュース
ユビキタスAIコーポレーションは、製造業向けビジネスプラットフォーム「HEXAGON」を発表した。同社の組み込みソフトウェアの技術開発に関する知見や、顧客基盤をベースとしたものとなっている。
ユビキタスAIコーポレーションは2022年6月22日、製造業向けビジネスプラットフォーム「HEXAGON(ヘキサゴン)」を発表した。同社の組み込みソフトウェアの技術開発に関する知見や、顧客基盤をベースとしたものとなっている。
同プラットフォームは、製造業を営む同社の顧客向けに特化したものとなる。既存の自社開発および海外メーカーによる組み込みソフトウェア製品を販売するほか、製品やサービスを製造業向けに販売したい国内のスタートアップおよびベンチャー企業の製品、学術機関と連携した製品などを販売し、関連サービスを提供する。
また、同社の組み込みソフトウェアの製品化に関する知見を活用し、共同開発などにも対応。海外パートナー企業との連携のもと、将来的には海外での販売も計画している。
ベンチャーキャピタルやM&A事業者とも連携し、資本面でも支援する。その他に、受託開発を担う企業や、ベンチャーおよびスタートアップ支援に取り組む自治体などとの連携も強化する。
なお、HEXAGONには、M&Aクラウド、エンカレッジ、Engineerforce、名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター、北九州市などの企業および団体が賛同を表明している。
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