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組み込みソフトベンダーが子会社を吸収合併、共同開発や海外での販売活動を強化:組み込み開発ニュース
ユビキタスは、子会社のエーアイコーポレーションを吸収合併し、社名を「株式会社ユビキタスAIコーポレーション」に変更する。海外パートナー企業との共同開発や海外での販売活動を強化する狙いだ。
ユビキタスは2018年6月15日、子会社のエーアイコーポレーションを同年7月1日付で吸収合併し、社名を「株式会社ユビキタスAIコーポレーション」に変更すると発表した。
2017年4月、組み込み機器向けソフトウェアの開発・ライセンス企業、ユビキタスによる、機器組み込み用ソフトウェアの専門輸入商社、エーアイコーポレーションの子会社化に伴い、ユビキタス・AIコーポレーショングループが発足した。
グループ化以降、ユビキタスの持つ技術開発の強みと、世界中から優れたソフトウェア製品を輸入してきたエーアイコーポレーションの目利き力を生かした事業展開で連携を図ってきた。
さらに両社の連携を密にし、エーアイコーポレーションの海外パートナー企業とユビキタスとの共同開発、またパートナーを通じた海外での販売活動を加速し、強化するために合併することとなった。今後はユビキタスAIコーポレーションとして、持続的成長と企業価値の向上に取り組んでいくとしている。
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