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川崎重工業が自走式ロボット「TRanbo-7」発売、製造現場の工程間搬送を自動化:FAニュース
川崎重工業は、製造現場の工程間搬送を担う自走式ロボット「TRanbo-7」の販売を開始した。スリムなボディーで通路幅800mm間の走行や旋回ができ、ロボットアームを使った作業に対応する。
川崎重工業は2022年6月15日、製造現場の工程間搬送を担う自走式ロボット「TRanbo-7」の販売を開始した。単純作業を自動化することで、労働力不足の解消や生産性向上を支援する。
同社製の小型汎用ロボット「RS007L」に、自社開発の走行部を組み合わせたTRanbo-7は、スリムなボディーでJIS規格推奨の通路幅800mmを走行できる。狭い工場内でも旋回して進路変更できるため、最小限のレイアウト変更で導入が可能だ。
搬送だけでなく、装置へ加工品をセットする作業(ロード、アンロード)や、保管棚から部品をピッキングする作業などが可能。作業者との距離に応じ、低速走行への切り替えから停止、走行再開を自動で対応し、コントローラーの内蔵ビジョンが停止位置を補正して作業を開始する。
1つのティーチペンダントでアーム部も走行部も操作できるなど、シンプルな機器構成と低コスト化を図った。走行コースの中に充電ステーションを組み込むオプションも用意しており、サイクル中に自動で非接触充電できるため、長時間の運用が可能になる。
走行部の寸法は830×612×900mm、最高走行速度は1000mm/秒。走行部の積載可能質量は20kg、アーム可搬質量は7kgとなっている。
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