ホンダとGMがEVの共同開発を拡大、3万ドル以下の量販価格帯でグローバル展開:電気自動車
ホンダとGeneral Motors(GM)は2022年4月5日、新たなEV(電気自動車)シリーズを共同開発する計画を発表した。
ホンダとGeneral Motors(GM)は2022年4月5日、新たなEV(電気自動車)シリーズを共同開発する計画を発表した。
2027年以降、量販価格帯でコンパクトSUVタイプを含むEVを北米で投入し、北米以外にもグローバルで展開する。シボレーブランドのEV「エクイノックスEV」よりも低い価格帯とする。2022年1月の時点では、エクイノックスEVの希望小売価格は3万ドル(約367万円)からと発表されている。
GMの次世代バッテリー「アルティウム」を搭載したアーキテクチャをベースに車両を共同開発する。両社で設備の共通化などを進め、数百万台規模での生産を前提に設計する。さらに、将来のバッテリー技術に関する協業も検討していく。
ホンダとGMは既にEVの共同開発を進めている。GMのプラットフォームを採用したホンダ車の計画としては、2024年初めにホンダブランドで投入するSUV「プロローグ」と、同じく2024年に投入するアキュラブランドのSUVがある。この2車種は北米向けだ。
2020年代後半には、ホンダ主導で開発するEVプラットフォームを採用したモデルを北米で投入し、グローバルでも展開する予定だ。今回、北米を皮切りにグローバルで展開する量販価格帯のラインアップの計画が新たに加わった格好だ。
ホンダは北米でのEVとFCV(燃料電池車)の販売比率を2030年に40%、2035年に80%、2040年に100%と引き上げていく計画だ。その中で、GMとのアライアンスが戦略の柱となっている。
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