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家庭から業務活用まで対応する高性能レーザー加工機、日本展開へ:メカ設計ニュース
Makeblock Japanは、レーザー加工機「xTool D1」のクラウドファンディングをGREEN FUNDING上で実施し、累計5700万円を調達した。xTool D1の日本展開は、2022年夏を予定している。
Makeblock Japanは2022年2月25日、レーザー加工機「xTool D1」のクラウドファンディングをGREEN FUNDING上で実施し、累計約5700万円を調達したと発表した。xTool D1の日本展開は、同年夏を予定している。
xTool D1は、高い加工精度と直観的なユーザーインタフェースを持ち、家庭でのDIYからオフィスでの業務活用まで幅広い用途に対応する。さまざまな素材を切断したり、対象物に画像や文字などのイメージを彫刻できる。
GREEN FUNDINGでのクラウドファンディングは、2021年10月15日〜2022年1月31日まで実施した。目標金額は200万円で、累計支援額は5703万5896円。プロジェクトは2851%の達成率で成功し、2022年夏をめどにxTool D1を日本展開する。
また、xTool D1のクラウドファンディングプロジェクトに続き、1台でレーザー加工とブレード加工の2種類に対応する「xTool M1」のクラウドファンディングプロジェクトを2022年春に日本で実施予定だ。
先行して実施したKickstarterでのキャンペーンでは、2869人の支援者から累計3億611万円を調達。Kickstarterでのレーザー加工機のクラウドファンディングでは、2021年に最も多く支持された。
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