デスクトップ型レーザーカッターの個人向け販売を開始:メカ設計ニュース
SB C&Sは、Makeblock製デスクトップ型レーザーカッター「Laserbox」の個人向け販売を開始した。内蔵の超広角カメラが手描きのイラストや写真をスキャンして、さまざまな素材にデータを出力し、デザインに合わせて自動で切断、彫刻する。
SB C&Sは2021年1月12日、Makeblock製デスクトップ型レーザーカッター「Laserbox」の個人向け販売を開始した。SoftBank SELECTIONオンラインショップで購入できる。価格は59万8000円(税別)だ。
Laserboxは、IllustratorやCADソフトなどで描いたデザインをはじめ、内蔵の超広角カメラが手描きのイラストや写真をスキャンしてデータ化する。公式サイトから選んだデザインのレーザー出力も可能だ。デザインと素材をセットすれば、ワンタッチで切断や彫刻ができる。
紙や木、アクリル、布、ゴム、ABS樹脂などさまざまな素材に対応し、素材を自動で認識するため、パラメーターの設定やフォーカス調整は必要ない。AI(人工知能)を活用した視覚化アルゴリズムが、素材上に描かれたデザインパターンに沿ってレーザーの軌道を自動的にプログラムし、切断、彫刻する。
他にも、どんな対象物の表面からもデザインを取り出せるスマート画像抽出機能や、カバーを開けると自動で停止する安全機能などを備えており、初心者や子どもでも簡単に扱える。
本体サイズは958×528×268mm、重さは43.5kg。作業エリアは500×300mm、レーザータイプはCO2で出力は40Wとなっている。本体のほか、公式素材、排気装置、排煙管、パイプクランプ、フィルター、ケーブル各種などが同梱される。
Laserboxは、法人や教育機関を対象として2020年1月に発売。全国で導入が進み、個人からの購入需要が増えたため、今回オンラインショップにて個人向けの販売を開始した。
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