6社とスポンサー契約を締結し、事業支援を開始:メカ設計ニュース
DMM.comは、事業課題解決型プラットフォーム「DMM.make AKIBA」が新たに6社とスポンサー契約を締結し、事業支援を開始したと発表した。
DMM.comは2020年3月16日、事業課題解決型プラットフォーム「DMM.make AKIBA」が新たに6社とスポンサー契約を締結し、事業支援を開始したと発表した。同年2月時点での活動企業数は600社、会員数は4000人を突破している。
スポンサー契約を締結した企業は、パーソルキャリア、大塚製薬、日立エルジーデータストレージ、プロトラブズ、アスク、インフォマティクスの6社。今回の契約により、スタートアップ企業へのプロダクト提供による販路拡大や事業マッチング、量産サポート、イベント開催、ブランディングなどを目的としてスポンサー契約を結んだ企業は計20社となる。
6社のうち、同年2月より事業支援を開始したのは4社だ。パーソルキャリアはIoT(モノのインターネット)機器などのハードウェア開発、イベント開催を、日立エルジーデータストレージは光学技術などを用いた新製品や新規ビジネス開発を、アスクは5G時代を見据えたスタートアップとの共創を、インフォマティクスは空間情報およびその測定技術を軸にしたIoTプロトタイピングのオープンイノベーションを目的にスポンサー契約した。
残る2社は、同年3月より事業支援を開始している。大塚製薬はスタートアップや技術者の健康面の支援を、プロトラブズはモノづくりスタートアップの支援を目的にしている。
DMM.make AKIBAは、2014年11月に開設した、ハードウェア開発をトータルで支援する事業課題解決型プラットフォーム。ハードウェア開発用の機材、技術やビジネス面でのサポートスタッフ、24時間利用できる施設を備える。スタートアップの開発拠点やその他企業のプロトタイピングを目的とした施設としての役割のほか、事業提携やオープンイノベーションに向けたマッチング支援、IoT人材育成研修やハッカソンなどの企画運営なども展開する。
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