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コラム

ラーメン屋から見えてくる知財の世界製造マネジメント メルマガ 編集後記

身の回りに“知財”はあふれています

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 この記事は、2021年11月2日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 皆さま、「一蘭」をご存じでしょうか。全国チェーン展開する大人気の豚骨ラーメン専門店で、ラーメンにそこまで関心がなくとも街中で看板を見かけたことがある、という方も多いかと思います。同店は「味集中カウンター」という独特の店舗システムを採用していることで有名です。利用客は正面と左右が仕切りで囲われたカウンターに案内され、周囲の利用客や従業員を気にすることなくラーメンと対峙できる……というもので、同店の「ラーメンを味わう」ことに対する深いこだわりと信念が反映された設計といえるでしょう。

 さて、一蘭はこの味集中カウンターの特許を2003年に取得しています。もちろん味集中カウンターは同社を象徴する仕組みですから、他社の模倣対策を講じるのは当然でしょう。ですが正直、筆者はこれを初めて知った時、「特許出願ってこういうシステムも可能なんだ」と少し驚いてしまいました。

 こうした新鮮な驚きをテコに、従業員に知財をもっと身近に感じてもらう取り組みを進めているスタートアップがGlobal Mobility Service(GMS)です。

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